2007/03/06 神奈川県 伊勢原市大山付近 秦野市ヤビツ峠付近

正直、神奈川には、林道を期待しなくなっている。とりあえず、北東部は駄目だった。でも、お昼頃に家を出て行ける範囲ということで、また、探索。今度は、神奈川県北中部。
R246を西へ。伊勢原まで来た。伊勢原といえば、あの賀曽利隆さんが住んでいる。田舎者なので、昔からオフの雑誌でお馴染みの、あの賀曽利さんがここに・・・と、ちょっとテンションを上げる。別に会う訳でもないのに。
板戸という交差点を右へ。県道611を北上し、大山方向に進んだ。

A 伊勢原市子易。

まず一つ目の狙いの仁ヶ久保林道へ入るには、ここを右折する。新しい道が工事中だけど、ここは旧道側。

住宅街を抜けて山を上っていく。一般車通行止めとあるが、わが鉄カモシカは一般車ではない。

ひたすら舗装路を駆け上がる。途中、なかなか景色がよい。相模湾まで見える。もしダートだったら、中津川的な気持ちよい林道だったろう。

舗装路のまま終点。突き当たりは、日向林道。これも舗装路であるということなので、行かなかったけど、バイクは丁寧にいけるようになっている。

B 

さきの終点ポイントから振り返ると、左にダートが。車の轍もある。

尾根を1kmくらいダートで走れる。木々の隙間からだが、両側とも景色が良く、なかなか気持ちが良い。

仁ヶ久保林道が完全舗装というのにショックを受けてその周辺でダートコースはないものかと少し探した。

仁ケ久保林道の入り口から少し大山方向へ北に行って、菊屋前というバス停の先を右に行くと、、、

惜しい。動物よけのようなワイヤーゲート。

大山方向は、ひなびた地方の温泉街という雰囲気が出ており、なかなか良い感じ。神社はちょっと霊的な雰囲気をもある。修験者とか山伏なんかが歩いていてもおかしくない。こんなところが、1時間くらいで行けるということに軽く驚いた。
大山から西へは、浅間山林道が伸びていて、通行止め。ゲートはバイクだと抜けられそうだが、下調べで舗装路ということだったので、行かず。阿夫利林道、そしてその先に日向林道から六本松林道方面、と行ければという希望的観測は、まあ分かっていたことだけど、無理だった。

C 先ほど、仁ヶ久保林道の目印のところに大山フィッシングセンターの看板があるが、大山フィッシングセンターは、大山から少し下ったところの西側にある釣堀。その方向に進む。

荒れた舗装路を1kmほど進む。

すると、ワイヤーのゲート。ところが、ここには通行止めという標記は一切ない。有害鳥獣類様の柵らしい。開けたら閉めてくださいとだけ書いていて、入れそうなので入ってみた。

しばらく荒れた舗装路を進む。ほとんどダート。

しばらく行くと分岐ポイントに。

両方ダートである。

右側。数百メートルで倒木の為進めず。

左側。こちらは1km弱は走れる。両方、細い作業用通路という雰囲気で、バイクで走るのは問題ない。

ヤビツ峠方面に抜ける林道がどこかにあるのかと探したが分からず。間違ってこの近くの秦野カントリークラブ(ゴルフ場)に入り込んでしまった。諦めることに。ちなみに、また変なものを見つけた。

その1

この滝、よく見たら山からは水が流れていない。左側にあるホースから流されている。名物っぽく紹介されているが人工やん。なんじゃそりゃ。

その2

読みにくいが、お水の殿堂と書いてある。お水の花道ならぬ、殿堂。。。狙ったのか?
ちなみにこの地区の住人の共同水汲み場だ。

もう一つ。変な建物。変わった建物は大体宗教施設という偏見があるが、これは駿河銀行伊勢原文書保存所という謎めいた建物だった。
大山方向から、林道を通ってヤビツ峠方向に行く道をあれこれ探してみたが、無理なようだったので、246に戻って秦野へ。県道70号を北上し、本日のメインの狙い、六本松林道に進む。

D

六本松林道入り口。峠道を少し走ったところで右側にある。

林道は易しいコースで、少しガレているポイントもある。景色もまあまあ。仁ケ久保からの眺めとほとんど同じ。伊勢原の町並みか、相模湾の展望。

水溜りが数箇所。沢渡もある。ちゃんとした林道っぽい。

終点。3kmくらいだが、もっと長く感じた。神奈川県内で公に走れる林道としてはかなり良い。
この先は、登山道でヤビツ峠へ進める。ちょっと歩けば山の頂上でもあるのかと、バイクブーツのまま登っていった。30分くらいしても頂上にはつかず、ちゃんとした登山コースになっていて、足が痛くなって引き返す。

E

先ほどの六本松林道から少し山を上ったところ。なにやら新しい林道だ。作業用か。

数百メートルで分岐する。右に行くと、さらにもう一箇所分岐があり、全部あわせると2kmくらいのダート。新しく作ったばっかり(作っている途中?)で、ゴムの土砂止めがあり、走りやすい。名前はわからなかった。

この林道では、鹿と出会った。2007年初遭遇である。5匹くらいの群れ。ヤビツの鹿は好奇心が強いのか、少し走っては振り返り、また少し走ってはこちらを振り向き、何度も見つめあっていた。

写真は終点の一つ。3方向に分かれたが、三つともこんな感じ。もっと先まで行けるようになるんだろうか?根拠はないが、なんだかこの先まで工事をして伸ばしていきそうな気もする。

以前、この辺りの林道を良く走っているという方から、林道は舗装されてダートはなくなっていくけど、同時に新しい林道が出来てくるから、こまめにチェックした方が良いと言われたが、まさにこういうことだろう。

六本松林道の先からの登山で余計な時間を食った。他にも入り込めそうな場所はいくつかあったのだけど、もう薄暗くなってきた。そして山は寒い。グリップヒーターON。ヤビツ峠を走って帰ることにする。ヤビツ峠は良い道だった。そのネーミングも賀曽利氏は誉めていた。この日は平日ということもあり人は少なかったが、果敢に自転車で攻めるおじさんがいた。

富士山に沈む夕陽とセロー。ヤビツ峠にて。

久しぶりに景色に感動した。富士山のシルエットは写真には写らなかった。こんなことなら携帯カメラじゃなくてデジカメ持ってくれば良かったと思った。近場のぷらっとツーリングではあったが、なかなか充実感があった。ただ、伊勢原側もそうだったけど、神奈川の林道はもう、自転車がメインなのかな、と思った。

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