BATATA2

昨年参加したBATATAというイベントの2回目。

このイベント、前回の景品はFREERIDEだったのだが、

今回の景品は、、、ナント現金。

一等、約100万円。二等、約75万円。三等、約50万円がキャッシュでもらえるという凄いイベント。

レースでもないのに、なんか生々しい感じがするな。。。

スタート&ゴールはタナロット寺院という有名な観光地。

久しぶりの大きなイベント。

そして、フルサイズ化して初めてのイベント。

もう雨季に入っているので、ドロドロ、ヌルヌルは覚悟で。。。

 

いつも一緒のマデは先日のツーリングで足を捻挫して松葉杖。残念ながら不参加。

 
 

この近く、ジャティルウィという棚田の有名な観光地。バリには他にも棚田がきれいな観光地がある。

 
 
 

お約束の川渡りも。

 

これぞバリという田舎道。家の前にペンジョールという飾りつけをしている。

バナナをふかしたのは初めて食べた。美味しくは無かった。

 

水にまでイベントのプリントが。

 
 

山のアップダウンは、そう難しくは無かった。雨が降った後だったのでヌルヌルだったが。

 
 

ビーチへ。

ビーチに下りて上がってを繰り返すのだが、その上り下りのポイントがアタックコース。ハードだった。

 

タイヤを大きくして初のビーチランはやはり楽な気もしたが、すでにクタクタでフラフラ。

 
 

このすぐ近くがタナロットという観光地。

海に沈む夕日と、満潮になると海に浮かぶお寺が有名。

ところが、このイベントのせいで駐車場はバイク運搬のトラックでいっぱいになっていた。

おそらくサンセットを見逃した観光客も多かったはず。。。お気の毒。。。

 

最後にステージに上がって記念の旗を貰って、記念撮影をして終わるのだが、そのステージに上がるラダーがつるつる滑る。。。俺の目の前でも10人に1人が滑ってコケていた。危ないから止めよう、と誰も言わないのがインドネシアらしい。。。

イベント会場には、当日の様子がビデオで流れる。会場には5mくらいのカメラクレーンも。

 

いつものバンド演奏に加え、今回は花火まで。

 
 

今回のイベントは地元の協力があって初めて成り立つ盛大なものだった。

残念ながら景品は無し。今回は5人で走ったのだけど、仲間内にも当たらなかった。

総距離100km以上、山あり海あり。難所はそう多くは無かったけど、さすがに人が多すぎる。

この国の人たちは、当たり前のように思ってるんだろうが、こんなイベント、他国でもあるんだろうか?日本では北海道や四国の有名なエンデューロがあるが、これはレースじゃなくてツーリングのイベントだ。

ツーリングイベントのために地元警察の全面協力の下、交通もストップさせるのだ。

参加3000人超。エントリーだけして走ってない人も相当数いるはずだが、実際に見た感じだと、2000人くらいか。他の島からも大勢やってきて、ホテルに泊まってイベントに参加している。

何度もイベントには参加してるけど、最大規模だろう。

そして、参加費用が、1ヶ月前までの申し込みで3000円。直前だと5000円。最初に参加したイベントは500円だった。

この国の経済は発展途上真っ只中。この数年で、物価が上がっていくのを見ているけど、相変わらず最低賃金は約15000円くらいの国で、ツーリングイベントの参加費用が5000円。

参加者のバイクも、KLX150なんて平均レベルのバイクで、KTMやハスクバーナもいっぱい走ってる。

バイクだけではなく、物価、貨幣価値、経済観念そのものが日本の常識とは違う。

段々と地元民化してきて、何も思わなくなってきたけど、大きな社会の変化の中に居るんだろうと思う。