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今回のイベントは地元の協力があって初めて成り立つ盛大なものだった。 残念ながら景品は無し。今回は5人で走ったのだけど、仲間内にも当たらなかった。 総距離100km以上、山あり海あり。難所はそう多くは無かったけど、さすがに人が多すぎる。 この国の人たちは、当たり前のように思ってるんだろうが、こんなイベント、他国でもあるんだろうか?日本では北海道や四国の有名なエンデューロがあるが、これはレースじゃなくてツーリングのイベントだ。 ツーリングイベントのために地元警察の全面協力の下、交通もストップさせるのだ。 参加3000人超。エントリーだけして走ってない人も相当数いるはずだが、実際に見た感じだと、2000人くらいか。他の島からも大勢やってきて、ホテルに泊まってイベントに参加している。 何度もイベントには参加してるけど、最大規模だろう。 そして、参加費用が、1ヶ月前までの申し込みで3000円。直前だと5000円。最初に参加したイベントは500円だった。 この国の経済は発展途上真っ只中。この数年で、物価が上がっていくのを見ているけど、相変わらず最低賃金は約15000円くらいの国で、ツーリングイベントの参加費用が5000円。 参加者のバイクも、KLX150なんて平均レベルのバイクで、KTMやハスクバーナもいっぱい走ってる。 バイクだけではなく、物価、貨幣価値、経済観念そのものが日本の常識とは違う。 段々と地元民化してきて、何も思わなくなってきたけど、大きな社会の変化の中に居るんだろうと思う。 |